
ダレン・シャンのような子供から大人が読んでも惹きこまれるような児童向けファンタジー作品が他にないかと探していた。
この手のジャンルには当たり外れが多い。それと言うのも日々、新たな書き手たちが想像力を広げて作品を発信しているからだ。
その中には似通った作品も、面白くない作品も数々ある。
ダレン・シャンのような作品は本当に稀な作品なのだと思う。
だが、最近見つけた「シルバー・チャイルド」という作品はスゴかった。
ダレン・シャンのような伏線の妙があるわけではない。
ダレン・シャンほどキャラクターが個性的で魅力的ではない。
では何がスゴいのかと言うと、とにかく作者の想像力がスゴい。
読み手であるこちらの想像力の範疇など簡単に超越してしまう。
この作者の頭の中は怖ろしいほどに深い。
3巻で完結しても、この後どうなったのだろうかと引き付けるものがある。
今の子供たちは本に恵まれているな。
こんなに面白くて、想像力をかきたてるような本が毎年何冊も出ているのだから。
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