
「夏への扉」
ロバート・A・ハインライン著
世界三大SF作家がアイザック・アシモフ、アーサー・C・クラーク、そしてロバート・A・ハインラインらしい。
今回はロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を読んだ。
ロバート・A・ハインラインは「スターシップ・トゥルーパーズ」の原作「宇宙の戦士」が有名だ。こう聞くとロバート・A・ハインラインという作家がとてもクセのある作家に思えるのだが「夏への扉」はまったくそんなことなかった。
とても読みやすくて爽やかな小説であった。
本作は1956年に発表された本だが、時代設定に違和感はまったく感じない。
1970年代が本作では近未来的に描かれている部分があるし、本作の2000年は現代よりも進んだ技術力があったりはするのだが、それでも1956年に書かれた本として描かれた未来にリアリティを感じた。そしてこんな未来に憧れを持ってしまう。
日本ではSF小説のベストを選ぶ企画では何度も1位を取るくらい人気がある小説らしいのだが、それも頷ける一冊だった。
何よりも猫のピートが最高に可愛かった。
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