
Wild Hogs(団塊ボーイズ)
2007年 アメリカ 100分
監督:ウォルト・ベッカー
製作:マイク・トーリン、ブライアン・ロビンス、トッド・リーバーマン
製作総指揮:エイミー・セイアーズ、シャーラ・サンプター・ブリジット
脚本:ブラッド・コープランド
撮影:ロビー・グリーンバーグ
編集:クリストファー・グリーンバリー、スチュアート・パペ
音楽:テディ・カステルッチ
出演:ジョン・トラヴォルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシー、マリサ・トメイ、ジル・ヘネシー、レイ・リオッタ、ケヴィン・デュランド、M・C・ゲイニー、ドミニク・ジェーンズ、ピーター・フォンダ
最近単車が欲しいと思っている。
それが理由というわけではないのだが「団塊ボーイズ」を観た。
歯医者のダグは仕事にも家族にも恵まれているが現状に満足できていない。ダイエット中にも関わらずコレステロールの取りすぎで入院してしまうようなバカなオッサンだ。
配管工のボビーは子供たちへの威厳をまったく持たず妻の尻に敷かれる小説家志望の親父。
ダドリーは喫茶店で美人な女性にいいとこ見せようとしてアダルトサイトを開いて店内にいかがわしい声を響き渡らせるパソコンオタク。
そしてウディは4人の中で最も成功している実業家。スーパーモデルと結婚して皆から尊敬の眼で見られていた。今までは…。実際は3ヶ月前に離婚、自己破産しアルバイトで雇った庭の落ち葉集めの少年に10ドルも渡せないような男だ。
4人は冴えないオッサンで、集まってもする話といえば愛車のハーレーダビッドソンと『ワイルド・ホッグス』という4人だけの走り屋の話。
そんな現状を旅を通して打開しよう。
「俺たちは、まだまだ終わっちゃいないぜ!」
こうして太平洋を目指してバイクで向かうのだった。
まず「団塊ボーイズ」という邦題だが団塊世代には皆まだ少し早い。
気になったのはそれくらいだ。
そのほかはずーっと笑いっぱなしだった。
馬鹿馬鹿しいんだけどバイクに乗ってる姿は最高にカッコ良い。
バイクで走り回るのはアメリカの荒涼とした大地。地平線の向こうまで広がる砂漠地帯、高くそびえる山々などいかにもアメリカな風景には息を呑む。
あれだけ広い台地をバイクで疾走するのは気持よさそうだし、何より走り甲斐がありそう。
日本でツーリングをするとデコボコと先の見えない道を走るようで、こちらのほうがいかにも「団塊ボーイズ」な気もする…笑
展開的にはいかにもアメリカのコメディという感じ。
この先どうなるんだろうって読めるんだけど、面白いから許しちゃう。
こういうシンプルで馬鹿馬鹿しいアメリカンコメディ久々に観たけど、やっぱり面白い。
それに馬鹿馬鹿しさの向こうに応援するメッセージ性も併せ持ってる。
それがいかにもアメリカ的で一時期嫌だったんだけど、やっぱなかったらなかったで寂しくなるんだよね。
余計なこと言ったけど純粋に面白かった。
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