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IO NON HO PAURA(I'M NOT SCARED) 僕は怖くない
2003年 イタリア 110分

監督:ガブリエレ・サルヴァトレス
製作:マルコ・キメンツ、ジョヴァンニ・スタビリーニ、マウリツィオ・トッティ、リカルド・トッツィ
原作:ニコロ・アンマニーティ
脚本:ニコロ・アンマニーティ、フランチェスカ・マルチャーノ
撮影:イタロ・ペットリッチョーネ
音楽:エツィオ・ボッソ

出演:ジョゼッペ・クリスティアーノ、マッティーア・ディ・ピエッロ、アイタナ・サンチェス=ギヨン、ディーノ・アッブレーシャ、ディエゴ・アバタントゥオーノ

青春映画に毒は付き物である。
それは子供時代に体験したことに不思議な魅力がかかっているからなのだろう。
キラキラと綺麗な経験をしたこともあれば残酷な体験もあるだろう。
だが子供の目にはどれも不思議と魅力的だ。


本作「ぼくは怖くない」では、主人公である少年ミケーレが友人たちと見つけた廃屋で深い穴に閉じ込められた金髪の少年フィリッポを見つける。
それからミケーレとフィリッポは友達として仲良くなる。
だが、ある日ミケーレは大人たちがフィリッポのことを話しているのを聞いてしまう。
フィリッポは身代金目的で誘拐されてきた子で、その誘拐に親が絡んでいるということを。


子供は世界を自分のものだと思うものだ。
両親がいて友人がいて、それだけが子供の世界なのに果てしなく広がっているように思える。
だからその世界で起こることが全てなのだ。

大人が悪いことをしている。
それも自分の両親が…。
子供は両親と友人だけの世界を壊すために他のものを犠牲にしたりはしないだろう。
だから主人公であるミケーレはフィリッポを助けられなかった。

それでもラストは希望のあるラストに描かれている。
上にも書いたが青春映画には毒は付き物である。
だが毒があるからこそラストでは希望あるように描かれてほしい。
子供たちには未来があるのだから…。(希望のないラストも個人的には大好きだけど)


ここ最近観た映画では群を抜いてよかった。
傑作と言ってもいい作品だ。
こういう作品が作れる監督がもっと出てきてほしい。

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