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CHOCOLATE(チョコレート・ファイター)
2008年 タイ 93分

監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本:チューキアット・サックウィーラクン
撮影:デーチャー・スリマントラ
アクション監修:パンナー・リットグライ

出演:ジージャー、阿部寛、ポンパット・ワチラバンジョン、アマラー・シリポン、イム・スジョン、タポン・ポップワンディー

日本のヤクザであるマサシはナンバー8率いるタイのマフィアとの抗争中にナンバー8の女ジンと恋に落ちてしまう。
更なる抗争を恐れたジンはマサシを半ば強制的に日本へと帰す。
しかし、ジンのお腹にはマサシとの子供ができていた。
それから十数年後、ジンとマサシの子供ゼンは美しい女性へと育っていた。
どこか情緒が不安定になりがちなゼンだが、並外れた身体能力も持ち合わせており、アクションを見るだけでそのアクションを自分のものにするという天才的な格闘技のセンスを持っている。
ゼンは幼馴染のムンと、その格闘技のセンスを活かした大道芸でお金を稼いでいる。
そのお金は病弱な母の治療代へと当てる。
だが、母の病気は悪化。生活すらままならなくなってしまう。
ある日、ムンとゼンは母の昔の帳簿を見つける。
その帳簿はジンがナンバー8の女であったときに方々の人へお金を貸したリストであった。
ムンとゼンはそのリストを頼りにお金を返してもらおうとリストに載っている人のところへと向かうが、昔借りた金を素直に返すはずもなく……。


何と言ってもゼン役のジージャーが素晴らしいのだ。
見た目は十分可愛い。しかし、その魅力は見た目とは裏腹にある。
ゼンは格闘技センスの塊のような女の子だが、ジージャー自身がそうなのだ。
ジージャーは元々テコンドーがプロレベルで12歳で黒帯を取得、14歳ではインストラクターの資格まで持っていたのだから驚く。
そのジージャーが、本作ではスタントマンやワイヤーは一切使わずリアルなアクションシーンを演じるために数ヶ月のトレーニングを行い本作に挑んでいる。

本作にはNGシーンも収録されているのだが、まったく笑えない。
痛々しいシーンの連続だ。
リアルなアクションを演じるがために次々と病院送りになる敵役のスタントマン、俳優たち。
ジージャー自身も蹴りを喰らって血が出るシーンもある。
いったい何人が病院送りになったのか…。
そんなアクションシーンはとても純粋なアクションシーンで誇張であるシーンがまったくないのだ。
だからこそ、驚くのだが。

アクションに対する真っ直ぐすぎる姿勢でマッハ! トム・ヤム・クン!以上の秀作を作りあげたプラッチャヤー・ピンゲーオ監督にも拍手を送りたい。
プラッチャヤー・ピンゲーオ監督の作品はイメージで喰わず嫌いしていたのだが、本作でその真摯な姿勢に感動した。


ジージャーにはこれからも可愛いギャップでカッコよくキメるアクション映画を見せてもらいたいが、女の子らしい作品も観てみたい。
これからがとても楽しみだ。

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